ホーム > 詩人の部屋 > アイカの部屋 > 堕ちた太陽の子

アイカの部屋


[106] 堕ちた太陽の子
詩人:アイカ [投票][編集]

操る指は
昨日より細く………

何かを食べれば
体の中、
卵が産まれ
いつしか私の腹を破り
そしらぬ顔で歩き出す

私が
殺せばよかった
亡くせばよかった

かすかに鈴の音
聞こえてくるのは
私の耳が
オカシイからよ

血のかたまりを
足の間から
かき出すだけ。

腹の中の小さな心臓を潰すだけ。それだけ

貴方は
私を守ると言って
金を置いて逃げたのね

大好きだなんて
ダイスキだなんて

大好きならば
殺してほしかった
亡くしてほしかった

I love me.
I love Sunny boy.
but he's dead......

2003/12/26 (Fri)

前頁] [アイカの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -