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アイカの部屋


[124] 赤い風船
詩人:アイカ [投票][編集]

赤い風船飛んでった
雲の彼方の
神様に会うため

赤い風船飛んでった
小さい掌
離れて行った

『ごめんね
タカちゃん
僕カミナリ様に
なりたいんだ。』

そう言って

赤い風船飛んでった
目と牙と角を
つけてもらうため

この掌を
離れて行った

高い高い秋の空
大きな柿の実
揺れてたよ

赤い風船飛んでった
白いスカートで
追い掛けた。

赤い風船
私の友達。

赤い風船
パパの面影。

赤い風船飛んでった
雲の彼方の
神様に会うため

目と牙と角を
つけてもらうため

2004/01/27 (Tue)

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