詩人:アイカ | [投票][編集] |
同じ景色を
毎日見て
それなりに
過ごしていて
ただ願うのは
景色も寂しさも
早く過ぎればいい
そんな事
悲劇のヒロイン
好きで演じてるわけじゃないよ
そうしなければならないから
演じているのさ
人の裏の裏の
本当の愚かさ
本当の儚さ
貴方は知ってる?
大人に
汚された標識を
いつまで
見てるつもり?
いつかこの世界にも
『―終り―』
という安らぎが訪れるとしたら
偉そうに平和を語る
彼等は
真っ先に自分だけ
助かろうと
するでしょう
でもそれもやっぱり
標識の定める所で
何もみつからなくて
何もみつけられなくて
紙にぶつけるけれど
そんなの紙が
可哀想だとは思いませんか
いつかこの世界にも
『―終り―』
という希望が
訪れるとしたら
どうか紙様
私を止めないでね
一人浮かんで
それで
飛んでいきたいもの
どこまでも君次第で
歩いていけるって
それくらいの
覚悟があったなら
もうそんな事
言うのは辞めておいてよ
私が居なくても
きっと貴方は
生きて行けるものね
汚された標識を
いつまで
見てるつもりなの?