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アイカの部屋


[157] 眩しすぎて
詩人:アイカ [投票][編集]

そうさ
今でも

この世界の中で
自分の中の
私一人だけが
迷惑な存在

数えて知った
コインの数は
たったの2枚で

打ちひしがれた
あの日
道路に立って
真正面から
迫ってくる
トラックの音が

とても優しい
お迎えの様に思えて
本当に心地よかったっけ…
そんなのを
思い出してる

今日は
とても風が強いから
それにのって
どこまでも
ダンスを踊る
ビニール袋の様に
飛んでいきたくて


これを聞いたら
きっと君は
またケラケラと
笑うけど


焦がれる事は
もうしないよ

どうせ
どこまでいっても
下り坂

時間を重ねるたびに
あきらめは
増殖して
昨日は眩しすぎて

目が眩んでしまうよ
昨日が眩しすぎて

未来が
霞んでしまうんだよ

2004/02/22 (Sun)

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