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アイカの部屋


[193] 最果て
詩人:アイカ [投票][編集]

最果てを見た

それはまるで
地獄絵図の様

死にかけの子供が
悲しげに笑う

犯された少女は
思考回路を遮断

腹を撃たれた
老体は苦痛にあえぐ

世界は真っ黒
ここは理想国家
和平を語る国でも

その裏側で毎秒
何人もの人が
銃と爆弾と薬で死ぬ

そして大統領閣下は

ぬくぬくと
羽のベットで
眠るのですね


最果てを見た

それは現実の様

ジャンキーは
絡まり
狂った笑みで
こっちを見てる

少年の首を跳ねた
少年は
その罪を消し
新しく生きるという

嗚呼
幸せは仕会わせ
ではないのですか

平等だと言うのなら
そう信じさせて

嗚呼
世界は小さく
ないのですか

大きければ
それなりに

認めさせて

明日は来る
望まなくても

今日は去る
望まなくても

君は僕を見捨てて
そしてその手で
すくい上げたら

今度は僕を無視したね

どこの誰が
迷惑などと
言ったのだろうか…

今はもう
ただ
終わりを望むのみ

2004/03/27 (Sat)

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