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アイカの部屋


[205] 一番に君が
詩人:アイカ [投票][編集]

ミジンコの様に
なりたいと思った

小さくても
何かの役に
立ちたいと思った

蟻のように
なりたいと思った

垂直の壁を
登れるくらい強く
なりたいと思った

連なった
屋根の上で
白いカラスが
ケラケラと笑う

汚れを知らぬ
君だから
そんなに綺麗に
微笑むのですか?

恐れを知らぬ
君だから
そんなに強く
歌えるのですか?

唐突に
鼻の頭の先
信じられぬほど
綺麗な花びらが
舞うもんだから

この両手も両足も
君の為なら
要らないと思えた

日本中で
世界中で
一番に君が大切

信じているじゃ
足りない程
狂おしいほど
一番に君が大切

2004/04/07 (Wed)

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