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アイカの部屋


[234] 冷えきった体
詩人:アイカ [投票][編集]

街の隅っこ
いつまでも
いつまでも
歩き出せずに居て

体は冷えきって
もう震えもしない

誰も気に止めぬから
水がこぼれぬよう
上を向き
セブンティーンを
口ずさんで

煙草の灰を
終電のなくなった
地下鉄に投げた

今通ったのは
真に冷たい
人の視線

笑われたのは
私の頬が
気持ち悪いくらい
生っ白かったから

こんな時
君から文字が
伝わったら

暖かくて
それだけで

死んでもいい

そう思えるのに

こんな時
私が上手く歩けたら

それだけで
それだけで

2004/05/04 (Tue)

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