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アイカの部屋


[27] 白い蛾。
詩人:アイカ [投票][編集]

金網の張られた
小さな小瓶の中で

白い蛾が
風に踊る木の葉の様に飛んでる

何度もぶつかっては落ち
やがてりんぷんはパラパラと剥がれ
小瓶の底に白い雪を降らせました。


さぞ痛かろう
さぞ苦しかろう

その傷ついた体を私が癒してあげる。


さぞ痛かろう
さぞ苦しかろう

体の痛みに勝る
心の痛みを見たわ
誰も気づかぬ痛みに
私が気づいてあげる。

さぞ痛かろう
さぞ苦しかろう

その傷ついた左手
私が洗ってあげる
黒くこびり付いた血を私が拭ってあげる。

2003/09/14 (Sun)

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