もう駄目みたい笑顔を作ってしまう。それは子供の頃からの私の癖。誰よりも愛されることに執着し、誰よりも可愛がられる事が大好きだった。体の中のサビを落とすために必死になってもがいてみたけれどもう駄目みたい。何も残らない何も掴めない冷えた布団の中で、震えながら朝を待つなんて日常でぐっすり眠れる日なんて一度もなかった。何も聞こえない何もココにはないこれ以上耐えることできない。もう………駄目みたい……。
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