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アイカの部屋


[77] 雨がふっていたから
詩人:アイカ [投票][得票][編集]

さっきまで
止んでいた
雨がまた降りだしてるのに気付いたから

雨音はとても優しく
穏やかで
さっきまでの
雨足とは
確実に違っていたわけで………。

それは
きっと
あの言葉のおかげ。
そんな気がするから

心の中に飾ってるガクのおかげ。
そんな気がするから

私は毎日
お腹が減っていたから。
誰かの優しさに
身体中で飢えていたから。

ここに居るよ。と
かすれた声で叫んでいたから。

もう少し遅かったら
人の優しさ盗む所だったから。

だからお願い
そんな事言わないで欲しい。
私に十分すぎるくらいの言葉をくれたじゃない。

泥棒にならずに
済んだからさ
ほんとうは居所聞き出して
菓子折りでも送りたい気分なのよ?

2003/11/25 (Tue)

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