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[6166] 雨がふっていたから

詩人:アイカ

さっきまで
止んでいた
雨がまた降りだしてるのに気付いたから

雨音はとても優しく
穏やかで
さっきまでの
雨足とは
確実に違っていたわけで………。

それは
きっと
あの言葉のおかげ。
そんな気がするから

心の中に飾ってるガクのおかげ。
そんな気がするから

私は毎日
お腹が減っていたから。
誰かの優しさに
身体中で飢えていたから。

ここに居るよ。と
かすれた声で叫んでいたから。

もう少し遅かったら
人の優しさ盗む所だったから。

だからお願い
そんな事言わないで欲しい。
私に十分すぎるくらいの言葉をくれたじゃない。

泥棒にならずに
済んだからさ
ほんとうは居所聞き出して
菓子折りでも送りたい気分なのよ?

2003/11/25 (Tue)
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