詩人:哀華 | [投票][編集] |
今にも崩れ落ちる
道の真ん中で
誰彼かまわず
汚い言葉で
罵っていた
崩れた地面
その真下
暗い地の底に
叩きつけられて
惨めに
死ぬくらいならば
通りすがりの奴に
殴られて
判別不能な顔で
事切れて
しまいたかったんだ
鉄の味
染み着いた
口の中
カミソリの味
人知れず泣いた夜
急に喉が締まって
最高潮に
キマッてた
夜のこと
青白い光の中で
赤ん坊が天井を
這い回ってた
狂ってる
回ってる
激しい動悸と
狂ってる
叫んでる
言葉にならない音で
呼んでいたんだよ
君をずっと
きっと届くはずさ
ここから飛び降りて
それでも生きてたら
車道に飛び出して
それでも
生きてたら
半身不随で
練炭自殺でも
しようか…なんて