詩人:哀華 | [投票][編集] |
第一印象が
肝心ですから?
逆立った髪の毛
はだけたダメージ
シャツに
ネクタイなど
飾り程度に
締めあげて
赤い口紅など
刺してみるのです
そうすれば
まるで私は
勘違いな
punk rocker
完璧の微笑で
物憂げな視線
首を振って
狂ってるフリさ
音を立てて
崩れたのは
アイデンティティ
なんて
もんじゃないから
どこに居たって
かわりゃしないって
ここで
愛を叫んでるだけ
最近流行った
世界の真ん中なんて
私には
デカすぎて
お話にならんよ
こんな小さな
箱だって
一瞬所有者になれる
悔しかったら
踊ってダイブしてみろよ
完全なる支配と
完全なる権限なんて
私には
詰まらなさすぎて
お話にならんよ
日々変わりゆくもの
規則なんかに
足蹴りを一発
お見舞いするわ
スタンドマイクは
放り投げて
地団太を踏んで
理不尽な世界を
鼻で笑って
バカにしてやるから
一体アンタは
こんな腐った世界の
何見てそんなに
喜んでんだよ