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哀華の部屋


[138] 真っ白な部屋
詩人:哀華 [投票][編集]

こんなに白っぽい
部屋の中で
いったい私は
何をしてるのかと

無気力な目の玉を
右に左に
動かしていて

急に誰かが
後ろの方で
ドカンと弾けて
死んだ気がした

手も足も重すぎて
まだもう少しだけ
眠っていたかったのになんて
生きてることへの
言い訳

いつの間にか
遠くに話し声
笑っている
きっと私を

助けて、助けて
もう嫌なんだ

明日は真っ黒
その中に
私を沈めて
消して欲しいんだ

助けて、助けて
もう嫌なんだ
今日も真っ黒
その中に
私は沈んで
消えてしまったんだ

2005/03/10 (Thu)

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