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哀華の部屋


[145] 再確認
詩人:哀華 [投票][編集]

雲の切れ間
そこまで
手が届きそうな
そんな気がして
身を乗り出していた

急に荒らんだ
風に煽られ
紙切れのように
私の皮膚一枚残し
あとは全部
落ちた気がした

下を見れば
蟻のような軍勢
疲れきった様子で
横断歩道を渡り

ため息は
伏し目がちに届く

嗚呼
飛べるだろうか
このまま
あの切れ間まで

さあ
足をかけて
三秒で逝けるから

気がつけば
ボロボロの手首に
フェンスの錆が
滲みて
心にまで傷をつけて

ごめんなさい
分かってる

人間は飛べない

泣きじゃくって
頭を抱えて
崩れ落ちた日

2005/03/20 (Sun)

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