詩人:哀華 | [投票][編集] |
僕の名はアドルフ
寂しい寂しい
絵描きなんだ
昨日の夜
ペンキで汚された
一枚の
絵のような世界
足が痺れて
動くことさえ
ままならなかった
最高だ
ボサった頭の
てっぺんに骸骨
笑えちまう
僕を許せだなんて
言わないよ
ただ、
叱ってほしかった
だけなのにさ
ただ、
欲しい者や人が
振り向かなかった
だけなのにさ
僕の名はアドルフ
一人寂しい
絵描きなんだ
虐待。
平気だ
規則。
守り抜く
奴ら?
生きる価値はない
そして僕にも
そんな価値はない
愛して母さん
愛して父さん
お国の為には
排除せねばならぬものがあるんだ
例えそれが
一つの人種でもな
悲しいことだが
奴らを
殺さねばならん。
手に入れるのだ
何もかもこの手に
僕の名前はアドルフ
史上最低の
独裁者なんだ。