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哀華の部屋


[160] 乾いた道
詩人:哀華 [投票][編集]

乾いた道を
歩いていた

おぼつかぬ
足取りまた一つ
重ねれば
遠くなる水の陰

追い立てる音
そこで
待っていたのは
自分ではない自分

今ここで
膝をつき
両手を組んで
祈りたい

私は罪人です。と

捕らわれて
動けぬから
私を私と
認めることさえ
もはや出来ぬのさ

嗚呼
消えてしまえたなら
どんなに楽か

嗚呼
消してしまえば
どんなに楽か

2005/04/21 (Thu)

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