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哀華の部屋


[179] 往生際が悪いんでい
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結論として
私はそこから
消えて
しまうのでしょう

共に見た
あの空も
美しい音色も

夜だって
朝だって
終わることなど
知っているし

今だって
明日だって
過去になることも
知っているよ

叫んで
ここに居たいですと
泣けば
何か変わったと
思いますか

潔くさようならを
そんな臆病者の私

確かに
愛していた

あの小さめの机も
あの埃まるけの廊下も
あの窓から覗く
死ぬほど綺麗な
夕焼けも

そこに関わる
人、物、感情
全て
愛していた

あの場所に居たなら
どうしようもない
私さえも愛せる
そんな気がして
確かに
そんな気がして

どうしよう
たまらない

本当に
離れなければ
離れなければならないの…

2005/05/21 (Sat)

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