息さえも沈むたった小一時間前の文字滲み行く指先顔の下へ重ねうつ伏せて右を向く手首から伝わる定期的でわざとらしい波涙も叫びも歪んだ景色もそれとなく過ぎていった毎日だとて嘘つきさ私に言わせれば置き去りにした影そんなの忘れたもう覚えてなんかいないったら
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