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哀華の部屋


[199] そんな日々
詩人:哀華 [投票][編集]

吐き気
嗚咽
錯乱

こないだも言ったけど
今更
助けてなんて
格好悪くて
言えないんだよ

さながら
夢に似た幼稚な
私の考えの
その奥を

見透かして
笑う君は
とても普通の
人間には
思えなかった

かなりの無理を
強いられて
生きているんだと
言うことも

振り返ったら
汚らしい記憶ばかりだと
言うことも

依存される事の苦痛さえも
君は分かって
くれているのだろう

坊やの様な
あの人の事も
守らねばと
必死に立ち回る

道化の様な
おどけた声で

中身と現実と幻想
なんかの隙間は
みるみる
広がって

守らなければ
私を

近頃はと言えば
なんど叩いても
開かなかったドアを

今更ながらに
脱力しながら
睨んでる

そんな日々

2005/06/23 (Thu)

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