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哀華の部屋


[202] 握手をしたい
詩人:哀華 [投票][得票][編集]

また一枚
薄い布を作って
悲しい所を包んだ

憎たらしい
言葉なんかを
吐き出させないために
根本から縛った

何処へ行って
何をしていたなら
私は私に
食べられずに
済むんだろう

いったいこの先
この体は
どんな風に
朽ちていくのか

言葉を吐きたい
握手をしたい
君の大事な思想を
教えてよ

どんなに
汚くたっていいさ
どんなに
悲しくたっていいさ

握手をしたい

ほら
今だよ

冷たい両手を
出してみて。

2005/06/27 (Mon)

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