詩人:哀華 | [投票][編集] |
塗れた頭に
こびり付いた
トイレットペーパー
残像のままに
沈まない太陽に
雨傘を開いて
馬鹿やろうと
叫ぶ
ほんとにさ
その小さな種から
花が咲くと
言われたとしたなら
君は信じて
金を払うんだろう
そして馬鹿丁寧に
種を蒔いて
花が咲いたら
喜ぶのか?
聞いてるんだ
こっちを見ろよ
脳味噌でもぶちまけてやるか?
そしたら
こっちを見るのかい
見てくれるのかい
そうだここは、
この世の果てて
この世は果てで
果てもなく
抱き合って
一つになろうか…
私には
なにがなんだか
頭が沸騰して
わからいけれど
私たち、今、
言葉の果て
ここに来て
音もない世界で
抱き合おうか
これでいいんだ
音もない世界で…