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哀華の部屋


[24] どこを探しても
詩人:哀華 [投票][編集]

何のために
空は光って
何のために
土はあるのか

女は叫んで
子供は泣いて
犬は吼えて
世界は終わる

馬は跳ねて
小鳥は落ちた。

大好きだった

止められぬ
死に急ぐべく
息をしなきゃ…

黒い入り江に浮かぶ
船に歌う
星空の下
お墓を掘って
左手を埋めよう

栄光に憧れて
差し出した体は
茨の道で傷んで
腐って
戻らぬから

探して
探して
諦めた

顔がない
どこを探しても

君がいない
どこを探しても

2004/06/10 (Thu)

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