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哀華の部屋


[44] 走りたいだけ
詩人:哀華 [投票][編集]

湿った玄関
汚く泣いてる
靴を蹴飛ばす朝

どんな事だって
終わりはあって
それをきっと
諦めと呼ぶのは
まだ早すぎて

走るだけ走って
つまづいたら
派手に転べばいい

痛いなぁ。なんて
言って笑えばいい

届いたかもしれない
君にも少しは

響いたかもしれない
あの人にも少しは


もう笑わないで
分かってる。

ただアタシは
走りたいだけ

ただアタシは
走りたいだけ

もう転ばない
きっとね。

明日がそこに
あったから

2004/07/01 (Thu)

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