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哀華の部屋


[69] 同じ
詩人:哀華 [投票][編集]

愛など
とうの昔に
丸めて捨てたのさ

ここに
何があっても
何もないと同じ
そう思う

自分など
とうの昔に
砕いて捨てたのさ

何が起ころうと
特に何も
感じないから

だからなんで
だからなんで
その目で
私を見るんだ

蔑んだような
哀れんだような
その目で

汚い中身
覗かれて
しまいそうで
必死に苦笑いで
取り繕った午後

君が何を
言おうと
何も言わないのと
同じ

君が何をしようと
何もしないのと
同じ

2004/09/04 (Sat)

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