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哀華の部屋


[74] 薄っぺらな歌
詩人:哀華 [投票][編集]

絶えず流れる
薄っぺらな歌
今日は何故か
朝から暮れる空

この場所なら
二秒で死ねる。
そう思った午後

裏返して
気づいた感情
吐き出して
気づいた愛情

貴方を愛して
おりますなどと
もう言えるはずも
ございません

雨降る金曜
昨日の騒ぎが
嘘のようだね

雨降る金曜
可能な限りの
偽善ぶりでさ

張り付けた
笑顔の仮面

貴方に気づいて
ほしかっただけ

張り付けた
空虚の声

貴方に気づいて
ほしかっただけ

2004/09/24 (Fri)

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