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哀華の部屋


[78] 差違
詩人:哀華 [投票][編集]

時は絶対的な
何かへと変わり
また新しい形へと
歪んだ

思い出せなくても
感じてしまうが
故に悲しくて

そして愛とは
去るものだと
ようやく分かったよ

理解を超えた
憎しみが体中に
はびこって

八方ふさがりの
現実を壊したいと
そう静かに
つぶやくだけで

ねぇ今思い返すのは
真実に背を向けて
逃げた君の
小さな背中だけ

そして
消えてしまった
私自身
消えてしまった
君自身

無をみつけたとき
私は笑って
逝くんだろう

2004/10/16 (Sat)

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