詩人:BattlE HearT | [投票][編集] |
眩しかった。
思いやりも
才能も
仲間を集める力も
奴は
俺にないモノ
全て持っていた。
眩しい音に
耳を閉ざしたかった
でもしなかった。
目眩がするほど
脳裏に焼き付けたんだ。
いつか
奴を越える為。
いつか
自分を輝かせる為。
胸にしまい込んだ
情熱の導火線に
今
火を着けた。
もう後戻りはできない
振り返れば灰しかない
ならば
前だけを見て
でっかい花火上げるんだ。
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もう
何も聴きたくなくて
掌を両の耳に
押し付けた
忌ま忌ましい声は
消えた
代わりに
体中を
血が流れる音と
嫌でもする呼吸が
聴こえた
死んだと思っていた躯は
まだ
生きていた
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また一人ぼっちだよ。
世界には
こんなに人がいるのにね。
君もかい?
見上げた月に
話かけた。
梅雨の
生暖かい風が
やけに
冷たく感じる。
これが運命ならば
期待なんかさせずに
そう言って欲しかった。
本当は寂しくて
いつも
星を掴むように
手を伸ばしてた。
わかってた。
届かないって。
それでも
掴んだ気がした
暖かい手は
煙のように消えた。
君も
僕を
一人ぼっちにするんだね。
空に浮いた
分厚い雲を見上げて
諦めたように
笑った。
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君が愛した僕は
もう
ここにいない。
僕が愛した君は
もう
そこにはいなかった。
もうわかったよ。
絡み付く
欝陶しい運命は
引き裂いて
これからは
二人他人…。
この胸に
燻っていた炎は
今
消えた。
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辛い。
苦しい。
息ができない。
誰か
助けて…。
いつも
心のどこかで
誰かを頼りにしてた。
でも
誰も気付かない。
気付く訳ない。
本当に辛い時
誰もいない部屋
丸くなって
涙溜めた。
この涙
無駄じゃないよね。
あの涙の数だけ
きっと強くなれた。
最後に
頼れるのは
自分自身。
痛い程わかった。
もう人を頼りにしない。
自分の足で
しっかり
立っていよう。
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今なら言える
『君に出会えて、よかった。ありがとう。』と
たくさんの出会いと別れ
いつまでたっても
別れは慣れないけど
人を愛する事
君が教えてくれたから
もう大丈夫
たった一人だけ
愛せた君に
『幸せでした。さようなら。』
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あの時
君が結んでくれた
右足のリング。
瞳を閉じて
『君とずっと一緒に…』
願いを込めた。
あれから流れた月日が
すれ違う二人を
引き離した。
ねぇ…
君が結んだリング
切れてたよ。
せつない感情
切れて消えたリングは
君みたいで
もう二度と
会えない気がした…。
願いが叶う魔法は
かかる事もなく
解けていた…。
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自分がわからない
ならば
自分を捜す旅に出よう
今まで手に入れたもの
何もかも捨てて
それも悪くないだろ
もっと自分が輝ける場所
きっと見つかる
夢を声に出して
叫ぶ毎日を
楽しむ旅だ
一人でも大丈夫
ここよりだいぶマシだ
準備をする暇さえ惜しい
さ、出発だ!
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忙しいだけで
充実のカケラもない日々
君は瞳に僕を映していた。
一人遠くを見つめる僕に
不満そうな君。
立ち止まり
見上げた空は
絵に描いたようなグレーで
癒してはくれなかった
まるで君のように…
疲れ果てたこの瞳に
君はもう
映せなかった。