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白茹たまの部屋


[49] 太陽と向日葵
詩人:白茹たま [投票][編集]

眠くなるような 陽向に
眩しすぎる 向日葵の花束
冷めたスープに
向日葵の花弁 ふわり
ああ この花は誰に向けたモノ
渡す筈の目的地
僕は怖くてUターン
「おめでとう」って
「君に似てるから」って
祝うためだった
君の誕生日
僕は臆病なんだ
君は向日葵に似てる
だけど
僕は君の太陽になれるだろうか
なれないな
太陽は臆病じゃないんだ
精々太陽に照らされる半月
またはそれ以下
ああ 君の太陽になれるだろうか

2010/01/05 (Tue)

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