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白茹たまの部屋


[76] 確かに君に恋してた
詩人:白茹たま [投票][編集]


どうして こんなにも
 涙が止まらない

片想いだった
それは それは
切ない片想いだった
だけど
確かに恋だった
ちゃんと 君が好きだった
恋に 恋など していなかった

 だって こんなにも痛い…

少し目が合った だけ
少し手が触れた だけ
なのに どうして
こんなに 熱い
届けたい だけど
届けたくない
もどかしい 解けない難問
忘れたい だけど
忘れたくない
私の中の 絡み合う矛盾

好き 好き 好き
溢れて それなのに
もう 届かない
伸ばした手は
君を見つけられず 空を掴んだ

2010/02/10 (Wed)

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