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ヒギシの部屋


[179] 窓から射し込む道しるべ
詩人:ヒギシ [投票][編集]

麗らかな春はこれ程迄に
光が溢れているというのに
覗き見した明日はどうだ
何者の姿も浮かばない

懐かしい傷を指先で辿って
そのまま滑らせて先へ先へ

目の前に舞うひとひらの薄紅が
今やっと気付かせて落ちてく
風のように這ってきた道の行方

2005/04/08 (Fri)

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