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ヒギシの部屋


[182] それの在り処
詩人:ヒギシ [投票][編集]

一体何をすれば 幸せはやってくるというのか

針の動かない時計を熱心に眺めること
己の鼻先も見えない暗闇を走り抜けること
木漏れ日の下変わらぬ日々を疎むこと

何が正しくて 何が間違ってるかなんて
大昔から詩人の詠う言葉遊びを
止まない雨の下で繰り返す人形だ

紙風船が濡れてしまったからといって
その上から涙まで降らす事はないんだよ

幸せが見つからないからといって
それは必ずしも不幸ではないはずだ

それまで忘れてしまう事こそ 不幸と言えるだろう

2005/04/13 (Wed)

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