窓の外山の向こう側に沈んでいくそう丸くはない月を見てちょうどあの山の向こうくらい昔道端の雑草を摘んではコップに水溜めて窓辺に飾った事何となく思い出した道端の花は道端で咲いていた方が綺麗なんだと今ではそう、思うのだけれどあの月くらい昔はそんなへんないつの間にかの決定事項無かったのに、と触ると弾け飛ぶへんな種を思い出しながら眠りに落ちた弾ける夢を、見るかもしれない
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