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ヒギシの部屋


[194] 名前は思い出せない
詩人:ヒギシ [投票][編集]

窓の外
山の向こう側に
沈んでいく
そう丸くはない月を見て

ちょうどあの山の
向こうくらい昔
道端の雑草を摘んでは
コップに水溜めて
窓辺に飾った事
何となく思い出した


道端の花は
道端で咲いていた方が
綺麗なんだと
今ではそう、
思うのだけれど

あの月くらい昔は
そんなへんな
いつの間にかの決定事項
無かったのに、と

触ると弾け飛ぶ
へんな種を思い出しながら
眠りに落ちた


弾ける夢を、
見るかもしれない

2005/06/21 (Tue)

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