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涼暮の部屋


[13] おやすみ
詩人:涼暮 [投票][編集]

(眠れない)


今日もゆらゆら揺れる

胸焼けする様な落胆
憂鬱の揺り籠
子守唄はアルト・ヴォイスで


呼吸と脈拍が破綻していくのに気付く



世界が終わる


ゆっくりと
でも確実に


暗転するんだ


あたしは間違いなく間違ってた

「愛してるなんて嘘なんて、嘘」
(詰まる程、愛してる)


冷えていく瞬きと
終わっていく世界と
白い白い部屋の暗闇
汚れていない汚い白


酸素の欠乏・心拍数が低下


世界の最期の暗闇で
さいごに抱きしめあうのは
あたしたちだなんて
なんてロマンチックで絶望的な冗談



(そろそろ寝るね)

2010/04/11 (Sun)

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