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クィルテットの部屋


[50] 忘却
詩人:クィルテット [投票][編集]



いない いない
彼がいない
五月のあの日、突然
いなくなってしまった


嘘だ いなくなった
なんて嘘
君は消されたんだ
君が消えたことで
真実がすべて
虚像に変わる


嫌だ 忘れたくない
貴方は確かに、
いたんだよ
いたはず。
あの日、確かに…


『  』は遠くに
行ってしまった
私の届かない場所
暗い夜空に輝く
青白い星に
なってしまった


なら、どうして
星になってしまったの?
そもそも『  』
って誰のこと?
いつ星になったの?
あの日っていつのこと?


私は、今何を悲しんでいたの?




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2009/10/17 (Sat)

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