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クィルテットの部屋


[7] ありがとう。
詩人:クィルテット [投票][編集]

0歳の時の私
生まれ落ちた私は誰が誰だか分からなかった
2歳の時の私
お祖母ちゃんが大好きで何時も甘えてた
5歳の時の私
大好きなお祖母ちゃんが死んでとても泣いた。けどお父さんが慰めてくれた。
8歳の私
お父さんもお母さんも大好きだった。お父さんもお母さんも私が大好きだった。
10歳の時の私
妹が産まれた。私は一人ぼっちになった。けどお祖父ちゃんと遊んだ
13歳の時の私
お祖父ちゃんが死んだ。あまり理解が出来なかった。
15歳の時の私
お父さんやお母さんに反抗しまくった。誰も私の気持ちを理解出来る人が居なくて寂しかった。
18歳の時の私
お父さんやお母さんが嫌になった。私の事嫌いになったのかな?
20歳の時の私
お父さんと喧嘩をしてお家を飛び出した。全てが嫌になった。

そして今私は夫も子供も居て、理解してくれる人達もいる。
ただ前と違うのは、お父さんとお母さんが居ない事。
どっちも死んじゃったよ。
私を探している途中に前方不注意で交通事故。
ただ私はまた愛して貰いたくて…
ただ私はまた見て欲しくて…
冗談で飛び出しただけなのにさ
車が来て居るのも気付かない程本気で探してさ交通事故?バッカじゃないの?本当呆れるよ。
でもね、お父さん。もうお父さんの事ダサイとか言わないからまた昔の事話して?
でもね、お母さん。もう我が儘言わないから家事のやり方教えて?
私お父さんとお母さんの間に産まれてとっても幸せだよ?
私の目標はねお父さんとお母さんみたいな人になる事なの。
最後まで迷惑かけてゴメンね?
許してくれないかもしれないけどさ。
でもこれだけは伝えたい。
私を愛してくれてありがとう。
私を育ててくれてありがとう。
私を産んでくれてありがとう。

2006/12/11 (Mon)

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