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夕凪の部屋


[114] 貨物列車と流れ星
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 夜が更けて
 灯りは落ち
 町も木々も風も
 眠る
 深い深い
 静けさの中


 あの暗い
 貨物列車だけが
 朝へと
 忙しく
 走り抜ける ─‥






 ほんの一時
 やがて音も
 遠ざかり
 再び訪れる
 静けさの間際


 遥か遠く
 見上げた空
 星が一つ
 きらり流れて
 消えた ─‥。








2012/01/16 (Mon)

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