詩人:トシ | [投票][編集] |
貴女がもし、傷つき怯えるときには、僕が側で優しさをあげる。
貴女がもし、疲れ果て立ち止まるときには、僕が側で温もりをあげる。
貴女がもし、悩み苦しむときには、僕が側で安らぎをあげる。
その代わり、
貴女がもし、光り輝くときには、僕の笑顔も含めて、共に光り輝かせておくれ。
貴女がもし、歩み始めるときには、僕の手をとり、共に歩ませておくれ。
時に僕らは空回り…
互いを見失うこともあるけれど、
すべてがうまく回るとは言えないけれど、
いつでも僕らには明日がある。
僕らの明日がある。
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口を閉ざし、何も語ることのないぬいぐるみ。
目を閉ざし、ずっと眠り続けるぬいぐるみ。
何て呑気なヤツだと、恨めしくも思えて、
実はこの子が、最も辛いのかもしれない。
実はこの子が、最も分かっているのかもしれない。
ただ居るだけのこの子に、何度助けられたことか。
ありがとう。
そして、
これからもよろしく。
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人はよく「虫けら」なんて馬鹿にする。
でも、本当は虫たちの方が偉いのかもしれない。
彼らは、少しでも明るい方へ明るい方へと突き進んでいく。
わずかな光を求めて一生懸命になっている。
それに比べてどうだろう? 人ってやつは…
僅かな光は見えないフリして背を向ける。
自分をちっぽけな人間と思うなら、
いっそのこと虫けらになってしまえば良い。
ちっぽけな存在でも良い。
人から「虫けら」と馬鹿にされても良い。
ただひたすらに光を求めてみよう。
「自分は自分なりに一生懸命だった」
そう胸を張って言えるなら、それで良いではないか。
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人はどうして、悲しい歌、聴きたがるのかな?
人はどうして、悲しい歌、歌いたがるのかな?
隠し続けてる、溢れそうな涙、流してくれるからかな?
打ち明けられない、悲しい気持ち、歌ってくれるからかな?
鏡の前、無理して笑顔、作ってみても、
曇った笑顔、明日は見えない…
ベッドの上、枕に顔、埋めてみても、
溢れる涙、明日は見えない…
人はそうして、時に立ち止まるんだね?
でも、いつまで待ってみても、決して明日は現れない…
そう、前へ。
曇った笑顔で構わない。
悲しい涙、流しながらで構わない。
だから、前へ…
前へ!
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私には守るべきものがある。育てるべきものがある。
想いは心の中に仕舞い込んでいても意味がない。
想いは伝えるもの…
貴女が帰ってきたら、呆れるほどに聞かせてあげる。
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道に迷ったとき、見失いそうなときには、
思い切り深呼吸をしよう。
優しさやら思い遣りやらを胸いっぱいに吸い込んで、
悲しみと憎しみを力いっぱいに吐き出そう。
楽しみやら豊かさやらを胸いっぱいに吸い込んで、
苦しさと寂しさを力いっぱいに吐き出そう。
そしたらきっと、素敵な明日に巡り合えるから。
今日も一日、頑張ろうって思えるから。
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独りになると、昔の自分に戻りそうな気がする。
真っ黒な服装をして、不機嫌そうな顔をしていた私…
ズボンのポケットに手を突っ込み、首を傾げて歩いていた私…
真っ黒なバイクに跨り、サングラスをして走らせていた私…
他人を否定して、誰かが近づいてくるのを嫌っていた私…
どうしてそんなに風に生きていたの?
それはきっと、誰かに気付かれるのが怖かったからだろうね。
自分のことを受け入れるのが怖かったからだろうね。
自分が独りでいるのは、自分が避けられているからではないって、
自分が独りでいるのは、自分が他人を避けているからなんだって、
そう信じたかったんだよね?
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オルゴールは止まってしまう。
どんなに綺麗な音を奏でても、すぐに止まってしまう。
何もしなければ、いつまでもただの箱のまま。
決して自分から動くことはない。
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真面目に生きるのは息苦しい。
いい加減に生きるのは難しい。
流されて生きるのは悲しい。
強がって生きるのは虚しい。
忙しく生きるのは厭わしい。
無駄に生きるのは疎ましい。
自分勝手に生きるのは醜い。
ただ、貴女と生きられることが嬉しい。
貴女が好きです。大好きです。