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 貴女がもし、傷つき怯えるときには、僕が側で優しさをあげる。
 貴女がもし、疲れ果て立ち止まるときには、僕が側で温もりをあげる。
 貴女がもし、悩み苦しむときには、僕が側で安らぎをあげる。
 その代わり、
 貴女がもし、光り輝くときには、僕の笑顔も含めて、共に光り輝かせておくれ。
 貴女がもし、歩み始めるときには、僕の手をとり、共に歩ませておくれ。
 時に僕らは空回り…
 互いを見失うこともあるけれど、
 すべてがうまく回るとは言えないけれど、
 いつでも僕らには明日がある。
 僕らの明日がある。
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 口を閉ざし、何も語ることのないぬいぐるみ。
 目を閉ざし、ずっと眠り続けるぬいぐるみ。
 何て呑気なヤツだと、恨めしくも思えて、
 実はこの子が、最も辛いのかもしれない。
 実はこの子が、最も分かっているのかもしれない。
 ただ居るだけのこの子に、何度助けられたことか。
 ありがとう。
 そして、
 これからもよろしく。
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 人はよく「虫けら」なんて馬鹿にする。
 でも、本当は虫たちの方が偉いのかもしれない。
 彼らは、少しでも明るい方へ明るい方へと突き進んでいく。
 わずかな光を求めて一生懸命になっている。
 それに比べてどうだろう? 人ってやつは…
 僅かな光は見えないフリして背を向ける。
 自分をちっぽけな人間と思うなら、
 いっそのこと虫けらになってしまえば良い。
 ちっぽけな存在でも良い。
 人から「虫けら」と馬鹿にされても良い。
 ただひたすらに光を求めてみよう。
 「自分は自分なりに一生懸命だった」
 そう胸を張って言えるなら、それで良いではないか。
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 人はどうして、悲しい歌、聴きたがるのかな?
 人はどうして、悲しい歌、歌いたがるのかな?
 隠し続けてる、溢れそうな涙、流してくれるからかな?
 打ち明けられない、悲しい気持ち、歌ってくれるからかな?
 鏡の前、無理して笑顔、作ってみても、
 曇った笑顔、明日は見えない…
 ベッドの上、枕に顔、埋めてみても、
 溢れる涙、明日は見えない…
 人はそうして、時に立ち止まるんだね?
 でも、いつまで待ってみても、決して明日は現れない…
 そう、前へ。
 曇った笑顔で構わない。
 悲しい涙、流しながらで構わない。
 だから、前へ…
 前へ!
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 私には守るべきものがある。育てるべきものがある。
 想いは心の中に仕舞い込んでいても意味がない。
 想いは伝えるもの…
 貴女が帰ってきたら、呆れるほどに聞かせてあげる。
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 道に迷ったとき、見失いそうなときには、
 思い切り深呼吸をしよう。
 優しさやら思い遣りやらを胸いっぱいに吸い込んで、
 悲しみと憎しみを力いっぱいに吐き出そう。
 楽しみやら豊かさやらを胸いっぱいに吸い込んで、
 苦しさと寂しさを力いっぱいに吐き出そう。
 そしたらきっと、素敵な明日に巡り合えるから。
 今日も一日、頑張ろうって思えるから。
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 独りになると、昔の自分に戻りそうな気がする。
 真っ黒な服装をして、不機嫌そうな顔をしていた私…
 ズボンのポケットに手を突っ込み、首を傾げて歩いていた私…
 真っ黒なバイクに跨り、サングラスをして走らせていた私…
 他人を否定して、誰かが近づいてくるのを嫌っていた私…
 どうしてそんなに風に生きていたの?
 それはきっと、誰かに気付かれるのが怖かったからだろうね。
 自分のことを受け入れるのが怖かったからだろうね。
 自分が独りでいるのは、自分が避けられているからではないって、
 自分が独りでいるのは、自分が他人を避けているからなんだって、
 そう信じたかったんだよね?
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 オルゴールは止まってしまう。
 どんなに綺麗な音を奏でても、すぐに止まってしまう。
 何もしなければ、いつまでもただの箱のまま。
 決して自分から動くことはない。
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真面目に生きるのは息苦しい。
いい加減に生きるのは難しい。
流されて生きるのは悲しい。
強がって生きるのは虚しい。
忙しく生きるのは厭わしい。
無駄に生きるのは疎ましい。
自分勝手に生きるのは醜い。
ただ、貴女と生きられることが嬉しい。
貴女が好きです。大好きです。