離れていても
まだ繋がっている

それを確かめるのは
文の羅列と受話器越しの声

そんな不確かな
ものじゃなくて

ただキミに
キミそのものだけに

この言葉を伝えたかった

本気で悲しくて

心に
穴が開いた時って

意外とあっさりしてて
涙は
出ないもんなんだな

「これで終わり」と
キミが言った

その瞬間から

僕は
上手く笑えなくなった

どうして僕はいつも
辛い事ばかり
体験して覚えずに
また繰り返すんだろう

かさぶたになる前に
剥がれてばかりで
いつになれば
この傷は癒えるのだろう

皆は それを
ガラクタと呼ぶ

だけどそれは違うんだ

直せば
ちゃんと使えるんだ

捨てるもの
捨てないもの
捨てられないもの

今はまだ
そればっかだけど

壊れたなら 直せば
まだ傍に置いておけるよ

静かな空でした

キミを失って
初めて見た朝は

静かで
儚い空でした

走り出した気持ちは
止まる事を知らない

きっとそれは
止まった時が
終わりだと
知っているからで

ただ隣にキミがいる

ただそれだけの事なのに

ただ、どうしてこれだけ

胸が高鳴るのだろう

僕にあの子は
不釣り合いだと思う

だからって
諦めるわけじゃないよ

釣り合う男に
なればいいだけの話だ

始まりは
理由の無い
恋の始まりだった

終わりは
はっきりとした
理由のある
恋の終わりだった