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番犬の部屋


[71] 弱虫小虫の戯言録
詩人:番犬 [投票][得票][編集]

クラスん中じゃ目立たない存在
強い立場の奴らに怯えて
隅っこの方でお話に花咲かす

ネットの中じゃ大層ご立派な名前の詩人さん
僕は詩を書いてるよ
私は詩を書いてるよ
これっぽっちの事さえ現実じゃ言えない

友達に馬鹿にされるのを恐れては
好きな事に胸を張れない詩人さん

のくせに作品を叩けば文句が出る始末

ネットの中では詩人さん
現実の中では…?

言う必要が無いから言ってないだけ
あなたの価値観押し付けないで
こんなセリフが予想できます
だけどだけどだけどなんだけど
本当にそうかな
嘘っぽいんですけど
本当にそうかな
俺は疑ってますけど


ああ
詩の中では大した発言ばかりなのに
現実ときたら惨めなもんだ

詩人は口先芸人
無気力の趣味辺り

別にいいんじゃないかな
今のままでいいのなら

少しおかしいこの俺が
少しおかしいと思ってるだけさ



別に怒りも何もない
他の誰かの物語に手を付けようとも思わない
好き勝手に色んな物事を自己解釈して
好きなように死んでいけばいい
つまらん毎日の窓辺に花を飾るように
寄り添うように詩と向き合うのもいいだろうし
酩酊にも似た陶酔的情熱を注ぎ込むのもいいだろう

だけどこれだけは言える
子供の御披露目の時に親は胸を張るもんだぜ

詩人と名乗るのは罪か?
恥じる事か?

まあ別に人それぞれらしいけど




木刀もしくは鉄パイプ片手にヘッセを読み散らかすタイプのMY LIFE IN THE ASPHALT
この路上の物書きはポケットにペンとノートを偲ばせて歩く
作品にケチ付ける奴はその上をいく作品で黙らす
基本的に負けず嫌いで闘争心溢れる俺に詩はふさわしくない?
そんな小さな枠を誰が決めたか知らないが
悪いが俺は書き続けるぜ



所詮は弱虫小虫の戯れ言さ
あまり気にするな

2007/02/28 (Wed)

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