詩人:秋庭 朔 | [投票][編集] |
想いに羽根が生えて
君へフワリと降りた。
ん? って、
何気に顔をあげた君と
視線が合った。
ドン・ドン…ド・ドン…
突然鳴り出した、
胸のバスドラ。
始まった…何か。
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いきなり
好きなんだけど…
って言ったら
カウンターの隣りで
え!って顔が
こっち見た。
たぶん…。
て笑うと
多分って…
とあっちも笑った。
じゃ、言い直すよ。
え…?
好きなんだけど…
…過分。
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それが
どんな花を咲かせ
どんな実を結ぶのか
まったく知らない。
もっと判らないのは
その種を
誰にもらったかだ。
それでも
陽の当たる場所に
置いて
水をあげなきゃ
いけない事くらいは
知ってる。
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僕の温度が高い間は
君の態度も冷たくなる事
はない。
1度ヘソを曲げると
僕の下らない冗句は
君の機嫌をとるどころか
表層を上滑りにコケて
君を更に硬化させる。
すべて流してくれよ、
水に。
ホラね、
やっぱりウケない…。
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「可愛いから許す」と
「怖いからゆする」は
なんか似てるけど、意味
が全然違う。
しかし、
可愛い君が僕をゆすり、
怖い君が僕を許すことも
たまにはある。
詩人:秋庭 朔 | [投票][編集] |
澱んだ池で
お口をパキパク。
新鮮な空気を
欲しがりながら
綺麗すぎる水の中では
生きてけない。
そこ以外にない、
狭苦しい世界で
呼吸困難の青息吐息。
笑えない現実に
心底笑わなくても
あははと
明るく開いた語感
発してれば、
気持ちはあとから、
付いて来る。
逃げ出せないなら
笑ったもん勝ち。
笑い方忘れたなら、
なんぼでも
笑われたるから、
いま笑え
すぐ笑え
憂鬱なムードは
木端ミジンコ。