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秋庭 朔の部屋


[99] さみだれしとしと泣きませう
詩人:秋庭 朔 [投票][編集]


何も無いトコへ
トコトコ
命を運んで
歩いテクテク

心を刺すハリが
チクチク
想い出刻んで
時はチクタク

曇った空カラ
シトシト
頬を伝って
涙がポロポロ


液晶の向こう
黒眼がちに
微笑んだまま

何も無いトコへ
トコトコ
抜け殻だけ残して
永く遠く果てし泣く




2008/05/20 (Tue)

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