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ミツヒデの部屋


[4] この世に残された哀しみ…
詩人:ミツヒデ [投票][編集]

哀しみの果て 孤島の地

晴天の果て 天空の地

それは他のものではないかのように ゆっくりと交じり合う

君と見た空も こんな風に偽る壁はなかった…




あのころの君は 頑固でいじっぱりで それゆえ少しでも強く握れば 壊れかけた時計細工のように 小刻みに震えてしまう 繊細な心の持ち主だった…

一緒に笑った!一緒に叫んだ!一緒に手を繋いだ!一緒に転んだ!一緒に泣いた…一緒に抱いた…一緒に祈った…

一緒に行った……あの公園は今も時を刻むのを忘れてしまってる…

あんなに勇ましかった君はどこへ行ってしまったの…?

動くことすら忘れ 臆病になって…

無知な僕でさえわかっていた…もう駄目なんだって…

ならどうすればいい!?

君なら自分に何をした…?

あの時握りしめた手の温もりは冷めずに 僕の左手の中に今だにうずいているんだよ…忘れられるわけないじゃないか…

僕も一緒に行く!そんな言葉に君はなんて答える…?

会いたい…会って君の笑顔が見たい…!ただそれだけなのに…どうして叶わないの…?どうして届かないの…?


とめどもなく溢れ出てくる涙は 大粒で 僕だけを照らしだした太陽さえ それをすべて蒸発させることすらできなかった…

2005/02/22 (Tue)

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