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ミツヒデの部屋


[6] 繕い
詩人:ミツヒデ [投票][編集]

どんなに愛し合っていても君は君でしかない


僕らはただ他人じゃないという境界線に立っているだけ


その線を越えることは決してない


だってそれを越えてしまったらそれはもう人間ではないから


それでも僕らは一つになりたいと手を合わせる


そして決して叶わぬ夢を見る…


離れないでずっと傍に


何度も繰り返す言葉


叶うことのない絶望から来る言葉


それでも君なしでは生きていけない…


繋ぎ止める愛の言葉


どんなに離れていても交えるもの


独りでは生きられないと叫ぶから…


孤独にはなりたくないと嘆くから


僕らは言葉を紡ぎ


寄り添い合う

2005/07/27 (Wed)

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