殿「美しさだけでは渡って行けぬ」姫「そう言う口はなぜ此処に?」殿「口幅ったい事を云うな」姫「各論は既に決着が着いた」暇で憂鬱な世界にたった一つの甘美な放物線色恋に惑わす馬鹿な女姫「戦では何も片付かぬ故」殿「守るものは守っているさ」姫「それは財宝か家柄なのか」殿「総て失うのも簡単」死を以て動かすこの世界にこれ程多くの美曲線手の平で踊る馬鹿男
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