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祈の部屋  〜 投稿順表示 〜


[73] 母からのプレゼント
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いままでの暮らしが
一変したあの日から

毎日のように

泣いて


疲れて


そんな日々を送る自分が

だんだん嫌いになって

もう 周りを見ることすらできなくなっていた―…


母も
そんな自分を
心配してくれてた…



強く生きなさい‥。


らしく生きなさい‥。



自分でも分かっていたこと


元の自分に戻りたい‥と



それでも戻れない自分に


母は強く願った‥。


そんな母は
明るくてたまに
泣き虫だけど
いまでも
一番心配してくれてる





いつの日か‥
明るく元気なわたしを見たい‥


その思いが届いたあの日


まだ殻に閉じこもっていたわたしに

最高の
プレゼントが届いた




何にも知らないはずの
プレゼント‥。





それは‥




『あなた』でした‥。




何にも知らないはずの


母からの

プレゼントでした―‥。

2012/02/05 (Sun)

[74] 〜ヤキモチ〜
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彼女はたまに
こんなことを言う…


『何で妬いてくれないの?』


『本当に好き?』





って
ちょっと寂しげに言うけど



違うんだよっ…




妬かなくていいくらい



君からの想いを
毎日感じてるんだ―…

2012/02/08 (Wed)

[76] 〜巡る季節を二人で〜
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春の訪れを感じた‥

それは


まだ寒い日の出来事――


いつもの道を

歩いていると



一輪の花が
蕾のまま

枯れようとしていた―…



それを優しく手に取り

この部屋で

大事に
大事に温かく見守った‥




いつしか


その花は
背筋を伸ばしたように
見えて



一生懸命になって
僕に応えようとしている姿を感じた




僕だって
一生懸命だよっ‥


そう話しかけてみると



よく見ると


なんだか恥ずかしそうな

そんな
仕草をしているようだった――…





その花に



『凛花』と名付けた‥





毎日 愛情を持って
与えていると


凛として

強くなって


美しい花びらを纏い
とても綺麗になっていた


蕾だったあの頃


それは


ただそうしていたわけではなくて


ちゃんと耐えて
強く 凛とする為の
ものだったんだろうって



その綺麗な姿を見た時


そう感じた――‥










  春がきて‥



風を感じ


  陽射しを浴びて




季節が巡り




   雨露に



音色を聴き‥



透明な水光を反射して




季節が巡り



  青空のなかに


白無垢の雲を着流して‥


宵には

  風鈴を灯して―‥







また‥

季節を巡り





紅葉の褐色には


秋風を感じた


田園の招く稲穂の祈り





そして‥



季節は巡り



澄んだ夜空の星たちに


願いを叶えて‥


悴んだ手をとり

包み込む温かさに

愛情を受けて





そして‥また‥



懐かしさを覚えた

あの春を感じて





『凛花』と共に



季節を巡る―‥

2012/02/22 (Wed)

[78] 『年輪』
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初めから
年輪があるわけでもなく

一日
一日と時間をかけて

晴れの日ばかりでもなく
雨も降れば
風も吹き
雪の降る日もあれば

新しい
人との出会いの日もあり
人と関わることで
自分のことを
知る日もある

そうした経験をまた

一日
一日と時間をかけていく


そうして
年輪(生きざま)が
見えてくる


自分では分からない年輪
(生きざま)


この生命
尽き果て倒れた時


訪れた人たちからの思いが

年輪(生きざま)として
評される…





私は


今日も変わらず



この地に立つことで



年輪を数えていく

2012/02/22 (Wed)

[79] 〜導かれしもの〜
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例え世界が変わろうとも
あなたが変わろうとも

あなたを愛してる




恋愛を超えた想い

魂と魂が惹かれ合う


深く繋がれたものがあるからこそ

全ての物事を
共に乗り越えていける






だから
大丈夫だと


言いきれる

2012/02/27 (Mon)
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