詩人:祈 | [投票][編集] |
最近 俺は歩くのが下手になっちまった
手に入れたいものがそこに見えているのに
どうも上手く進めねぇ
いまの俺はどうかしてる
イカれてるみたいだ
気持ちの歯車が噛み合ってねぇのかもしれねぇなぁ
そうだとしてもいまの俺には治せない
おかげで周りのみんなに迷惑かけてばかりさ
『すまねぇ』って気持ちが日増しに強くなって
何だか分からない日々が続いて
こんなことしてていいのかって気持ちが
このままでいいのかって気持ちに変わって
そして 少しずつでもいいから
「歩く」ってことをまた思い出して
自分がやりたいってことを
今度は失くさないように
しっかりと強く握りしめて
走らなくていいんだ
上手く進まなくたっていいさ
一人で歩けるようになれば
たどり着けるさ
98’22 mar
詩人:祈 | [投票][編集] |
君の前では好きだよって
なかなか言えない
照れ臭くてね
君の声が聞きたくてって
電話ごしにも
なかなか言えない
恥ずかしくてね
お互い忙しく毎日を過ごしているから
会う時間さえ
ままならないから
こうして毎日のメール
何気ない会話だけど
繋ぐ言葉
繋いでいたい気持ち――
嘘じゃない
手を繋いで歩いた日
君を思い浮かべる夜に
流星を見つけたなら…
冷たい風
白い雪が降る街で
君の帰りを心配する僕がいて
笑顔を見た時に
安心する僕がまたいる
ひとつひとつの言葉に
想いを込めて
送る君へのメール
毎日の『お疲れさま』の返事が
本当に温かくて
心を落ち着かせてくれる
そんな君にまた
感謝の気持ち――
抱きしめて伝えたい
僕からの気持ち
たとえ離れていても
寄り添いたい
心も身体も
いつでもそばで
君のそばで
離したくない
雪が降る夜に
積もる想いまでも
言葉に変えて
心を込めて―――。
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視界を霞めたその先に
僅かな光がそこに差し込む
創造の世界から繰り出される幻想は
人を動かし酔い痴れる
今宵は風に心地よく
月を照らす道丘
ささいなことに
気づき光が天を現わす
草並みは風を誘い
おぼろな人跡を数え
また恋に患う
形容な効果音に
しぐれた葉の集まり
緑から褐色に変わりゆく姿
凪に戻る水面たちの
美しき透明のなか
揺られたたずむ層の音色
ある時は限りなく
謀らない優しさに包まれ
抱く心に 洋(海)を感じる
詩人:祈 | [投票][編集] |
風呂あがりの君の髪の香りが好き
君の後ろに座り
まだ濡れてる君の髪を乾かしながら溶く
たまに後ろからギュッて抱きしめて
キスをする時の幸福感が
たまらなく好きだよ
愛してるよ
君の髪が乾いたなら
夜空の星と
素敵な夜景を
眺めに行こうか…
詩人:祈 | [投票][編集] |
もしも
願いが叶うものなら
あなたの気持ちを知りたい
もしも
願いが叶うものなら
あなたと永遠に
いまの時を過ごしたい
この恋はビタースウィート
一人の時間はビター
あなたのそばでスウィート
あなたを想う時間は…
走りだしたこの気持ちは
どこまで続くの?
叶えられるものなら
どこまでも行きたい
再び訪れた自分を許せたらいいけど
会えない日々の切なさが
あなたを より 好きにさせる
限られた時間の
限られた世界で
どれだけの愛が育つの?
消えないように
いつまでも大切にしたい
私のなかのビタースウィート
現実は ビター
夢のなかでスウィート
あなたの気持ちは…
つないだ手を放さないで
抱きしめた私を離さないで熱いキスのあとに
甘い時間のあとに
寂しさだけを残さないで