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ワーズワークの部屋


[1] 煙突の呼吸
詩人:ワーズワーク [投票][編集]

眼前に広がる工場の煙突から
ものすごい勢いで天にたなびく煙のこいのぼり…
公害をまきちらしているはずなのに
なぜか煙が誇らしげに
天に昇っていくように感じてしまう不思議…

あるときは
まるで白夜に浮かぶ廃墟の神殿
あるときは
取り壊された残骸の遊園地のよう

煙を吐かない煙突を見ていると
喧騒のない競技場のようでさびしい
生き生きと息を吸って
鼓動の音を響かせて…

命の息吹が感じられる煙突の煙に安堵する朝
躍動した工場が今日もまた眼前に…

2006/03/05 (Sun)

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