早世した詩人たち
ラディゲはあまりに早すぎた
決闘に破れしプーシキン
ランボーやバイロンやシェリー
中也や道造や賢治にしても
あまりに早く
はかなき春を駆け抜けし…
わたしは豊饒の夏を知った
秋の収穫の祭りを踊った
そしてやがて来るであろう厳しい冬に慄いている
いくばくかの寂寥感と多くのあこがれともに
短き生の詩人たちに思いを馳せる
彼らの栄光は草原の輝きの如く
色褪せない四季のまばゆさの中に在る
それは永遠に失せない言霊を響かせた生命の讃歌
生を祝福するシンフォニーなのである…
2006/03/08 (Wed)