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ワーズワークの部屋


[8] スイングするシンコペーション
詩人:ワーズワーク [投票][編集]

水色に透き通ったスキャットが聴こえる
スキャンダルとは無縁だった
真面目すぎたアイドルの曲
フェイクの意味さえ知らない純真無垢な伸びやかな歌声


ダ・ヴィンチ・コードは新しいバー・コード?
デス・ノートはショウワノート製?
「TRICK」は「TRAP」の進化形?
白夜行と百鬼夜行はどっちが怖い?
あんなこんなの暗夜行路をくぐり抜け…

流星の見える高原に行こう
そこで透明な風に吹かれて月光浴してみよう
スイングするような鼓動のリズムが
命の流れを感じさせてくれる
アップ・ビートな呼吸に合わせ
流れるようなシンコペーションで
甦ってくる過去の記憶たち
バイオリズムの波間に揺られる小舟のように
スイングしながら生きてきた日々

不均等な時間の流れをつなぎあわせ
思い出というジグソー・パズルに挑んでみる
ばらばらのピースはセピア色に変色し
涙に濡れてうまくつかめない…

満面の笑みをふりまきながら
陽気にスイングしている僕に
まわりの視線はいつも冷ややかだった

僕の人生はまるでシンコペーションのよう…
わざとずらした生き方しかできなかったのだ

もうピエロなんかいやだ!
せめてクラウンになりたい…(懲りないのね?)

2006/05/29 (Mon)

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